2021年9月12日日曜日

東京2020大会 ブログ③ NTO参加報告


東京2020大会ブログ 第三段は、千葉県連合所属で、オリンピックにNTO※として参加された M.B さんです。

    ※NTO :national technical official (国際審判員)


こんにちは!


私は東京オリンピックにはNTOという日本人の審判として参加しました。

チーフ ペナルティボックスに割り当てられました。


セルビア人の女性がアシスタントでした。


ペナルティボックスには電子とマニュアル(手動でレース番号や違反の内容が分かる違反コードを貼る)の二つのボードが用意されていました。

電子掲示にはタッチパネルが接続されていて、レースナンバーをセットして選手がペナルティボックスに入ってきたらスタートボタンを押します。

するとセットされてたタイムのカウントダウンがはじまります。

選手がペナルティボックスに入ってきた到着時間はフィールドキャストの方にお願いしました。


審判長からペナルティ関係の連絡があるとドキドキしながら無線に集中しました。

選手がペナルティボックスに入ってくるとテレビ中継カメラも掲示板を捉えます。間違いがあってはならない、を強く意識させられました。



また、相棒であるアシスタントとは最初はうまく関係が築けませんでした。思ってることを全て口に出す彼女と険悪になってしまったのです。

一瞬は自分の気持ちが弱くなったけれど、思い直して、分からないことは分からない。と明確に告げることにしました。するとアシスタントとの関係は改善しました。思っていることを伝えることが、文化の異なる人たちと協力して活動するために必要なことだと学びました。

また、チーフトランジションやチーフランの人にも、毎日挨拶することを意識しました。何故なら彼らは私のポジションの近くにいたからです。

積極的話すことで彼らとの連携もスムーズにとれるようになりました。

例えば私が機器の移動をしていると、彼らが走った来て手伝ってくれました。

また、私も彼らの頼み事にも対応しました。

ここから先にはウォーミングアップで選手を侵入させないで。とか、選手がスタートしたらここに通行止めの柵を設置するのを手伝って。ということに対応しました。

海外から来てるITOの人たちと、少し距離が縮まった気がして嬉しかったです。


先にも述べましたが、ペナルティボックスは間違いがあってはならないポジションです。だから強い緊張感で毎日を過ごしていました。寝れない。朝は全く食べれない。お腹がいたくなりそう。頭痛がする。そんな体調と闘う日々でした。

無事に大会が終わり、今はとにかく安堵の気持ちでいっぱいです。

どのくらいの時間が過ぎれば『ロス』な気持ちになれるのか、今のところ分かりません。

〔バッグのサインは、選手ではなく、国際審判員のタノス、
TDメロディ、ホルヘのもの。オリンピックに参加した
記念として大切に保管します〕



安堵とともに感じているのは感謝。

それはフィールドキャストの存在がとても心強かったことです。日本語が通じる。また多くの方が審判であるのでルールを把握していることで、コミュニケーションもよりスムーズに出来ました。

多くの方の協力があって、東京オリンピック、トライアスロン競技は開催でき、無事に終了することが出来ました。

オリンピック、ミックスリレーのメダリストとITO and NTO






本当にありがとうございました!


また、仲間と会える日を楽しみにしています!





2021年9月5日日曜日

東京2020大会 ブログ②  〜全身全霊〜

CTU関係者も数多くTokyo2020オリンピック、パラリンピックに様々な形で関与しました! 
その思いが薄れないうちに、順番に、紹介していきます!

 第2弾は、私ことJ-Mです。

 Tokyo2020パラリンピック・トライアスロンは終わってしまいました。。
 仲間内での合言葉は、ボラボラロス。。

 画像は、競技終了後の集合写真、事情により帰宅された方も多く、この倍近い方が様々なサポートを行いました。

私は前出のカッパ隊長と同じく、 オリンピック→横断路担当                パラリンピック→SEA ※1                  (おまけでアイスバス※2担当) 

 TV中継をご覧になった方、覚えていますか?
 トライアスロン男子レースで、コーナーでの落車。 
 近くで横断路を担当していました。 
2台が転倒し、1台は直ぐにレースに復帰しましたが、1台は、、。 
その瞬間は、頭が複雑なグレー(?)に固まってしまいました。。
 幸い、ブロックリーダーが、たまたま落車の真前(最短距離)にいて、 
直ぐにメディカルも駆け付け、対処され事なきを得ました。 

リーダーが居なかったらと思うと今でもゾッとします。 
モヤモヤしながら帰宅し、今更ながら経験不足を痛感し、一晩考えた結果ボランティアとは言え、TO(technical official)と一緒だと思ったのでした。【懺悔です】  

 パラリンピックのSEAは、2016?年に、チームに参加してから、元気なメンバー達と楽しく(審判活動以外の課外活動も!!)過ごす事ができたのですが、
迎えたプレ大会2019年パラは、まさかのスイム中止。 。
それでも、2021横浜大会での修羅場が良いシミュレーションになり、 パラリンピック本番では、技術系代表からお褒めの言葉も頂いたようです。 






 





レース2日目(SEA公式活動日では5日目)は、PTWC※3の後、PTS5※3 のサポートをせず、急遽アイスバス対応となりました。 
アイスバスは選手のリフレッシュルーム奥にあります。 
そこでは全身全霊をかけて、挑んできた 選手達の喜怒哀楽を
垣間見る機会がありました。 

 金メダルを取った雄叫びとも言える喜び、
  レースで迷惑をかけた他の選手への心遣い、
  負けた事への悔しさ、
  やり遂げた喜びと感謝をハンドラー※4と分かち合う
 (プライベート💙な)お姿などなど。。

 我らエイジグルーパー、いや一般選手と同じ、等身大のアスリートのお姿があったのです。





 






オリンピック・パラリンピックの選手に対してでも 、各地方団体が主催するローカル大会に出場するエイジ選手に対してでも、大会の格は違えど、サポートする喜びは共通すると思います。 

トライアスロン国際レースの最高峰であるオリンピックは終わってしまいましたが、 トライアスロン大会は、各地で開催に向け絶え間ない努力が続いています。 
選手の活躍を陰で支えつつ、CTUで一緒に楽しみませんか?



 ※1 SEA : Swim Exit Assistant パラトライアスロンで、スイム終了後の選手を抱えあげて運ぶために、大会側が用意する専任スタッフ。 

※2 アイスバス : 氷風呂(12度と、15度が用意されていました) 激しい運動で上昇した体温を抑制するだけで無く、炎症を抑え疲労回復促進効果がある。

 ※3 PTWC PTS5 : 簡単パラトライアスロンガイド ご参照 https://www.jsad.or.jp/about/referenceroom_data/competition-guide_11.pdf 

 ※4 ハンドラー : PTWCクラスの選手1名に1名専担で、レース前後とレース中の決められた区間でサポートを行う人。 

💪TO資格が無くとも、今応募できる大会ボランティア9/17まで募集中です! https://chiba-tra.jp/cast-2021/

📑CTUの方から、東京2020大会ブログ原稿もお待ちしています。

2021年9月1日水曜日

東京2020大会楽しんできました

東京2020大会トライアスロン競技、パラトライアスロン競技は、フィールドキャストのボランティアとして、大会審判員として、選手としてなどなど、様々にCTUの仲間たちが頑張って大活躍でした

 お陰様で無事大会も終了し、数年間準備してきた苦労や想いで、2020大会での日々がドラマや映画のように最後のエンディングを迎えました!みなさんお疲れ様でした

わたしにとって東京2020大会ですが、この数年間の目標の集大成でありました

東京2020大会を楽しむために、JTU 審判員資格を取得、NTO国際審判員資格も取得し、大会を支える審判員活動を色々な観点で経験を積んで学んできたことで、選手の応援以外の目線でオリパラを楽しめました

わたしの場合、オリンピックではバイクコース横断路SCで全国の仲間たちとコースを守り、パラリンピックではSEA(Swim Exit Assistant)というミッションを担当させていただき、世界のパラ代表選手のレースの一部となって支えるといったいった一生の想いでを作ることができました

これまでも県内のエイジ大会運営側で、大会運営を支えてきましたが、東京2020大会では、組織委員会の職員として大会を支える仕事に加わり、世界で一番ビッグな大会の裏方でコロナと戦いながらインクルージョン&ダイバーシティな環境の中、日本で開催する2020大会の安心・安全を裏方で支えるという、人生2度とない貴重な経験を積ませてもらいました

このように、東京2020大会では、CTUから100名以上の方々が何らかの形で大会を支えるミッションで大会を支え、様々な経験を積んだ仲間たちがたくさんいます

まさに、CTUもダイバーシティ&インクルージョンな仲間たちの集団です
はっきり言って、変人も多くてとても面白いです
トライアスロンやる人って、そんな人多いですよねぇ(笑)

選手で大会に参加という楽しみ方はもちろんですが、大会ボランティアや審判員活動で、新しい自分を見つけてみませんか?楽しいですよ!

今のわたしは、選手としてのCTUだけではなく、ボランティアとして、理事や委員会活動を支えています
パラ選手の練習支援活動からWebや Facebook、広報誌などの広報活動…
ある時は、審判員、ある時は審判長や技術代表など、競技参加以外にもトライアスロンを楽しめる楽しい場所がいっぱいあるんです

一緒にトライアスロンライフを楽しみましょう! 
レッツ ジョイン CTUボランティアファミリー!
参加お待ちしてます❣️
                          by かっぱ隊長


【東京2020パラリンピック大会 ポンツーンエリアで活動するCTU仲間たち】
   東京2020スイムエリアチーム それぞれの役割でみなさん大活躍でした❣️